気になるレンジフードの汚れ。でも、お掃除は難易度が高そう……とお悩みではないでしょうか?
今回は、レンジフードを掃除するタイミングや汚れの原因を解説します。具体的な手順や揃えておきたいアイテムやおすすめアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
レンジフードの掃除をすべきタイミングとは
レンジフードを掃除するタイミングは、パーツによって異なります。
パーツ | 掃除のタイミング |
本体カバー | 1週間に1回 |
フィルターやファンなど | 1ヶ月に1回 |
上記の周期を目安に掃除するのが理想です。なぜなら、掃除せずに放置してしまうと、油汚れが原因の被害が考えられるからです。
たとえば油汚れが溜まってしまい、料理中に落ちる可能性があります。また、油汚れが部屋に充満する恐れもあるので、定期的な掃除が重要です。
レンジフードの掃除が必要になる汚れの原因
レンジフードの掃除が必要になる汚れの原因は、下記の汚れが挙げられます。
- 油汚れ
- 埃やタバコのヤニ
1.油汚れ
揚げ物や肉や魚を焼く機会が多い家庭によく見られる原因です。調理中に使った油が換気扇に付き、時間が経って冷たくなって固まってできる汚れです。
レンジフードに付いた油汚れを放置している期間が長ければ長いほど、汚れが頑固なものになってしまいます。場合によってはヘラのような平らで硬い道具を使わないと、汚れが落ちなくなる恐れもあります。
2.埃やタバコのヤニ
前述の油汚れと埃が混ざって、油汚れを固めてしまいます。また、タバコを吸う方が家庭にいる場合は注意が必要です。汚れが固まる度合いが強くなるだけでなく、悪臭の原因になってしまう恐れがあります。
汚れを放置してしまうと、換気性能を落とし、最悪の場合はレンジフードの故障も考えられます。とくにタバコの臭いが染み付いてしまっている場合、換気中に臭いを充満させる恐れもあるので注意しましょう。
レンジフードを掃除する際に準備するもの
レンジフードを掃除する際、下記の道具を事前に揃えておきましょう。
- ゴム手袋(厚手のものが理想)
- マスク
- 新聞紙
- 大きめのゴミ袋
- アルカリ性の洗剤(または重曹)
- スポンジ
- ブラシ(歯ブラシでも可)
- 雑巾(2枚以上)
レンジフードに取り付けられた部品を外し、細かい部分を掃除する際にブラシが役立ちます。また、雑巾は水拭きだけでなく乾拭きをする必要もあるので2枚以上準備しましょう。
【下準備】レンジフードを掃除する手順
下準備段階でレンジフードを掃除する手順は、下記の通りです。
- ブレーカーを落とす
- 汚れや傷の対策をする
- ファンを取り外す
順番に押さえておきたいポイントも踏まえて紹介します。
1.ブレーカーを落とす
レンジフードを掃除する際、まずはブレーカーを落としましょう。電源プラグを抜いただけで満足してしまうと、誤作動で大きな事故に遭う恐れもあるので、ブレーカーを落とすのがおすすめです。
さらに安全性を高めるためにゴム手袋を着用したうえで実施しましょう。また、ブレーカーは高い位置にある可能性が高く、後述するパーツ外しでも高所作業になるので、足場の安全も確保する必要があります。
2.汚れや傷の対策をする
レンジフードの汚れを落とす過程で、コンロ周りや床に汚れが移らないように新聞紙を敷いておくのがおすすめです。
また、外したパーツをシンクで洗ったりつけおきしたりする際は、変色対策も重要です。前述で紹介した「大きめのゴミ袋」をシンクに広げて、変色や傷の対策を実施しましょう。
3.ファンを取り外す
前述の事前準備が完了したら、ファンを取り外していきます。ファンは大きく分けて「プロペラファン」「シロッコファン」の2種類あり、それぞれ取り外し方が異なります。
設置されているレンジフードの取扱説明書に記載された取り外し方を確認したうえで、取り外していきましょう。また、ファンによっては小さなネジなどで止められているので、紛失しないよう、まとめておく必要があります。
【つけおき】レンジフードを掃除する手順
レンジフードをつけおきする際の掃除手順について、下記のパーツで実施します。
- フィルター
- ファン
それぞれの手順について、順番に紹介していきます。
1.フィルター
外したフィルターは、大きめのゴミ袋を広げたシンクでつけおきしていきます。つけおきには、40℃〜60℃のぬるま湯を準備しましょう。また、油汚れは酸性なので、アルカリ性の洗剤につけおきすると、中和して汚れが落ちやすくなります。
しかし、フィルターの素材によっては変色する恐れがあるので注意が必要です。たとえばアルミや銅などの素材の場合が該当します。
約1時間〜2時間のつけおきが終わったら、柔らかめのスポンジで洗い落し、水気が無くなるまで乾燥させて終了です。
2.ファン
外したファンも、前述で紹介したフィルターと同様の対応をしましょう。とくにファンの場合、汚れが固まっている可能性が高いので、つい硬めのスポンジやたわしなどを使いたくなるものです。
しかしファンの塗装が剥がれてしまうので、フィルターの掃除同様に柔らかめのスポンジで汚れを落としましょう。
つけおきが終わり、汚れを落としたら水気がなくなるまで乾燥させていきます。しっかりと乾燥させずに取り付けてしまうと、漏電の恐れがあるので注意が必要です。
【拭き取り】レンジフードの本体を掃除する手順
フィルターやファンのように、取り外せないレンジフードの本体は、中性洗剤で拭き取っていきます。雑巾に中性洗剤を浸し、全体の汚れを落としていきます。
レンジフードの本体を拭き取る際、シンクに中性洗剤が入り込まないよう注意しましょう。アルカリ性の洗剤でつけおきしているところに中性洗剤が入り込むと、有毒な塩素ガスが発生してしまうからです。
また、整流板の拭き取る際、ぶら下げた状態で実施すると落下する恐れがあるので注意が必要です。整流板を取り外せる場合は、必ず取り外したうえで拭き取るようにしましょう。
レンジフードの掃除には重曹がおすすめ
レンジフードの掃除をする際、重曹を使うのがおすすめです。ここからはレンジフードの掃除で重曹がおすすめできる理由について紹介していきます。
1.掃除で重曹を使うメリット
重曹を使うと、強固になった油汚れでもしっかり汚れを落とせる効果があります。また、比較的安く購入でき、食用や医療用で使用するケースもある安全性が高いものです。
粉末状になっているので、水に溶かして使用したりペースト状にしたものを汚れに張り付けて落としたりできるのでおすすめの掃除道具です。
重曹を使う際の注意点は、掃除する場所の素材が影響します。重曹は弱アルカリ性なので、アルミや銅などの素材での使用はおすすめできません。
2.重曹を活用する場面
重曹を使った掃除は、水に薄めてスプレーとして活用できます。まず、250ミリリットルのぬるま湯に重曹大さじ1杯分をスプレーボトルに入れます。スプレーボトルの蓋を閉め、十分に振ったら完成です。
また、ペースト状にして掃除で活用すれば、一気に汚れを落とせる見込みがあります。少量の水を用意し、重曹を混ぜて作ったものを汚れに塗りこんでいき、30分〜60分前後放置し、硬く絞った雑巾で水拭きします。
※レンジフードは位置的に高い場所にありますので、不安のある方は無理せずにプロへご依頼ください。
レンジフードのお掃除はグリーンホームにご相談ください!
今回、レンジフードの掃除について、汚れの原因を解説したうえで具体的な手順を紹介しました。レンジフードの掃除は、道具を揃えて十分につけおきすれば、汚れが落ちる可能性が高くなります。
一方で、レンジフードの掃除は定期的にやるだけでなく、時間や労力がかかってしまいます。固くなった油汚れや高所作業が多いので、プロへの掃除依頼がおすすめです。
普段忙しく定期的な掃除ができなくて、汚れを落とせるか気になる方は、ぜひグリーンホームへお問い合わせください!
大分県大分市のグリーンホームでは、おウチのお困りごとを解決しています。大分県大分市にお住まいでレンジフードの汚れが気になる方、徹底的にお掃除したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。