エアコンの室外機が動かない!原因は?自分でできる直し方やお掃除、予防法も解説

  • URLをコピーしました!

長年エアコンを使っていると、室外機が急に動かなくなり、困ったことはありませんか?。室外機が動かなければ、エアコンの温度調節は機能しません。

エアコンには、室外機と室内機があります。室内機はいわゆるエアコン本体のことで、部屋の中に取り付ける部分です。

エアコンの室外機と室内機をつなぐ配管には、熱を運ぶ冷媒ガスが入っています。圧縮した冷媒ガスを利用して室内の熱を外に逃がしたり、あたためた熱を取り込んだりするのが、室外機の役割です。

室外機が動かないときは、故障かどうかのセルフチェックが可能です。

今回は室外機が動かないときのチェック方法や、自分でできる直し方、故障を予防する方法について解説します。

室外機が動かないときに、よくある原因をまとめました。それぞれ詳しく解説します。

目次

エアコンの室外機が動かない原因

室外機の周りに障害物がある

室外機の周りに障害物があると、熱の循環効率が悪くなり、正常に運転できません。

室外機は周囲から空気を取り込み、圧縮した冷媒ガスを使って温度の調節をしています。植木鉢などで周囲を塞いでいないか、よく確認しましょう。

送風運転になっている

送風運転は室内気のファンを使って、室内の空気を循環させます。空気の温度を変えずに風を送り出しているため、送風運転で室外機は動きません。

熱交換器が使われないときは、室外機は動かないと覚えておきましょう。

室外機が凍りついている

内部に入り込んだ雪や水分が凍りつくと、室外機は動かなくなります。特に寒冷地に住んでいる場合は雪が入らないよう、置き場所を工夫するとよいでしょう。

室外機が故障している

何らかの部品が故障していて、室外機が動かない場合もあります。故障の原因として多いのは、次の5つです。

  1. 冷媒ガスの漏れ
  2. コンプレッサーの故障
  3. ファンモーターの故障
  4. パワートランジスタの故障
  5. 制御基板の故障

いずれも部品の交換や修理が必要です。これから紹介する方法で改善しない場合は、メーカーのサポートセンターや専門業者に連絡しましょう。

エアコンの室外機が動かないときの直し方

室外機が動かないからといって、すぐに修理が必要とは限りません。動かない原因をチェックしながら、まずは自分で直せないか確認してみましょう。

室外機周辺の風通しをよくする

室外機の周りに障害物があれば取り除き、周辺の風通しをよくしましょう。風通しがよくなると、止まっていた室外機も動き出すことがあります。

つい置いてしまいがちな植木鉢も、ある程度スペースをとって置くようにするとよいでよう。

運転モードを確認

エアコンの運転モードが送風運転や、エコ運転になっていないか確認しましょう。送風運転で室外機は動きません。

エコ運転は自動的に運転を制御するため、室外機も止まる場合があります。特に動いたり止まったりを繰り返している場合は、運転モードを確認するとよいでしょう。

設定温度を変える

室内の設定温度を変えると、止まっていた室外機も動き出す場合があります。エアコンは設定温度に達すると、温度を保つために熱交換器の運転を止めるため、一時的に室外機も停止します。

故障しているのかどうか確かめたいときは、一度設定温度を変えてみるとよいでしょう。

コンセントを差しなおす

室外機のコンセントを差しなおすのも、おすすめの方法です。室外機にはリセットボタンがありません。パソコンのようにエラーを再起動で解消するためには、コンセントを差しなおす必要があります。

室外機のコンセントは、室内機と共通です。コンセントを一度抜き、数分おいてから差しなおしてみるとよいでしょう。

リモコンのエラー表示を確認

何らかの不具合が生じて室外機が止まると、リモコンにエラー表示が出ます。表示が出ていたら、取扱説明書を見てエラーの内容を確認しましょう。

応急運転をする

これまで紹介した方法で室外機が動かなければ、応急運転を試しましょう。

多くのエアコンには、本体に応急運転のスイッチがついています。応急運転ボタンの場所はメーカーによって異なるため、取扱説明書で確認してください。

応急運転をかけて室外機が動けば、故障ではありません。けれど室外機が反応しないときは、故障している可能性が高いです。メーカーのサポートセンターや、エアコン専門の修理業者に連絡しましょう。

エアコンの室外機故障は掃除で予防

室外機は屋外に設置するため、どうしても汚れがつきやすいです。放っておくと内部まで汚れが入り込み、故障の原因になることもあります。

そんなときはどうすればいいでしょうか?

室外機故障の予防に効果的な、掃除の仕方をまとめました。

本体の汚れを取る

最初に、本体外カバーの汚れを取り除きましょう。砂ぼこりをほうきではらったら、雨だれや泥、ほこりなどの汚れをぬれ雑巾でふき取ります。

汚れがひどいからといって、自己判断で市販の洗剤を使用するのはおすすめできません。洗剤が内部に入り込み、故障の原因になる恐れがあるためです。

多くの場合、取扱説明書にはメーカー推奨の洗剤が記載されています。汚れがひどいときは取扱説明書を確認し、推奨された洗剤を使うとよいでしょう。

吹き出し口の汚れを取る

外カバーの汚れを取り除いたら、室外機の吹き出し口や、背面や側面のフィンと呼ばれる金属板についた汚れを取り除きます。フィンは衝撃に弱く変形しやすいため、できればハンディタイプの掃除機に、ブラシヘッドをつけて吸い取るとよいでしょう。

吹き出し口とフィン全体に掃除機をかけたら、取りきれなかった汚れを古い歯ブラシなどでかきだします。設置場所によっては、側面や背面の掃除がしにくい場合もあります。無理はせずに、手の届く範囲で行うとよいでしょう。

ドレンホースのつまりを取る

続いて行うのが、ドレンホースのつまりを取る作業です。エアコン内部で発生した結露は、ドレンホースを伝って室外機の外に排出されます。ドレンホースは、結露に混ざったカビや汚れが溜まりやすい部分です。

ドレンホースの中を確認し、ゴミがあったら古い歯ブラシなどで掻き出します。無理をしてホースの内側を傷めないよう、手の届く範囲で掃除をするとよいでしょう。

周辺の掃除

室外機本体の掃除が終わったら、周辺のゴミや障害物を片づけます。鉢植えや植栽が室外機に近いと、落ち葉なども溜まりやすくなります。

できるだけ整理整頓を心掛け、近くにはあまり物を置かないようにするとよいでしょう。

エアコンの室外機を掃除するときの注意点

室外機の掃除には、注意したいポイントが2つあります。それぞれ解説しますので、参考にしてみてください。

室外機は動かさない

エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管には、温度調節をするための冷媒ガスが入っています。室外機を動かすと、ずれた配管から冷媒ガスが漏れる恐れがあり、大変危険です。

掃除をするときは、室外機を動かさないよう気をつけましょう。

高圧洗浄機は使わない

高圧洗浄機は、室外機の掃除には使わないようにしましょう。室外機には精密な部品が多く使われており、高圧洗浄の水が中に入ると、故障する恐れがあります。

ご家庭で室外機の掃除をするときは、表面のほこりや汚れを取るのにとどめた方が賢明です。

エアコン・室外機のクリーニングはグリーンホームにご相談を!

屋外にあるためつい忘れがちなエアコンの室外機ですが、汚れは着実に内部に溜まり、機能を少しずつ低下させてしまいます。

エアコンの掃除をプロに頼むなら、室内機と室外機をセットで依頼するのがおすすめです。汚れをきれいにするだけでなく、エアコン本来の能力も取り戻せます。

本格的なお掃除はプロに任せ、気持ちのいい空気で、快適な生活を楽しみましょう。

大分県大分市にお住まいで、エアコンの室外機のトラブルにお困りのかたは、グリーンホームにご相談ください。

グリーンホームでは、室外機だけではなくエアコンのクリーニングやおウチのお困りごとなら何でもご相談を承っております。お困りの際にはぜひお気軽にご相談ください!

監修者

株式会社グリーンホーム代表/宅地建物取引士
先代から大在地区で不動産を営んで30年以上、大在地区の生活に根差したまちづくりのお手伝いをしてきました。

大分市大在・坂ノ市・鶴崎エリアで、賃貸探しや不動産管理に関してお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

目次