ふすまの張り替えはDIYできる?ふすまの張り替えのポイントを解説

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ふすまの張り替えをするにあたって「失敗したくない」と考える方もいるのではないでしょうか。実はふすまの張り替えには、適切なタイミングや実施前に確認すべきポイントがあります。

そこで本記事では、張り替えに適したタイミングや押さえておきたいポイントを解説したうえで、張り替え方法や必要な道具など紹介します。

目次

ふすまを張り替える適切なタイミング

ふすまを張り替えるタイミングは、ふすまの経年劣化が関係します。仮に目立った汚れがない場合、10年前後でふすまを張り替えるのがおすすめです。そもそもふすまの寿命は10年前後なので、経年劣化が原因になり、ふすま紙が徐々に劣化してしまいます。

一方で、ふすまの汚れやシミが目立っている場合は寿命に関係なく張り替えを検討しましょう。とくに汚れやシミを放置してしまうと、カビが繁殖してしまう恐れがあります。

また、ふすまが破れている場合も注意が必要です。破れている範囲が広がると、ふすまの芯材まで影響してしまい、ふすま全体の交換費用が発生します。ふすまに外傷がある際はすぐに張り替えを検討しましょう。

ふすまを張り替える前に押さえておきたいポイント5選

ふすまを張り替える前に押さえておきたいポイントは、下記の通りです。

  • 既存ふすま紙を活かせるか
  • 原状回復できるかどうか
  • 引手が取り外せるか
  • 張り替える日の天候が適しているか
  • 張り替えに向いているふすまなのか

順番に紹介していきます。

1.既存ふすま紙を活かせるか

既存ふすま紙は、張り替えるのが初回の場合、上から張るのが一般的です。一方で、すでに複数枚、ふすま紙を重ねて張っている場合は、既存ふすま紙を使わず、張り替えていくのが大半です。

また、既存ふすま紙をどこまで剥がせるかが重要になります。状態の良さを保ったうえで最下層まで剥がせる場合、最下層のふすま紙以外は剥がして張り替えると、ふすまの強度を保てます。

そして、既存ふすま紙と新しく張り替えるふすま紙との相性も重要です。たとえば片面のみ張り替えると、ふすま全体が反ってしまいます。既存ふすま紙を活かして張り替えたい場合は、表と裏のバランスを考慮して張り替えましょう。

2.原状回復できるかどうか

ふすまの原状回復は、ふすまの種類によって異なります。具体的には、合成樹脂製のタイプで作られたふすまであれば、原状回復ができる可能性があります。

たとえば、両面テープやマスキングテープで補修する方法です。一方で一般的な紙製のふすまは、両面テープやマスキングテープで補修する方法は、かえって表面を痛める恐れがあるので注意が必要です。

原状回復できるかどうかは、ふすまの下地で異なるので、素材の見極めをしたうえで判断しましょう。

3.引手が取り外せるか

引手が取り付けられている場合、取り外せるか見極めておく必要があります。なぜなら、取り外しの際にかえって傷をつけてしまう恐れがあるからです。

木製の引手が取り付けられている場合、接着剤で取り付けられている可能性があります。つまり、引手の取り外しが難しいと判断したら、無理やり取り外さず、プロに相談するのを検討するのがおすすめです。

4.張り替える日の天候が適しているか

ふすまの張り替えは、湿度が高い日に実施するのがおすすめです。なぜならふすま紙の特性が関係してくるからです。ふすま紙は、湿度が高いと伸縮性が増すので、シワになりにくくなります。

一方で、乾燥している時期にふすまを張り替えたくて、霧吹きを使った方法もあります。しかし、梅雨のように湿度が高い時期になると、シワが目立つ傾向にあります。

何より、空調の風が当たる位置でふすまの張り替えをしていると、すぐに乾燥してしまい、反りが目立つ仕上がりになるので注意しましょう。

5.張り替えに向いているふすまなのか

ふすまの素材によっては、張り替えではなく重ね張りが適した素材があります。後述する「量産ふすま」が重ね張りに適した素材で、張り替えたとしても、綺麗な仕上がりにならない場合が大半です。

そもそも量産ふすまは低コストが売りのふすまです。芯材に使われている素材は段ボールや発泡スチロールで、比較的軽くて叩くと鈍い音がします。張り替えると、かえって仕上がりが綺麗にならない素材があると把握しておきましょう。

【種類別】ふすまを張り替える方法や注意点

ふすまの張り替え方法や注意点について、大きく分けて下記の種類で異なります。

  • 本ふすま
  • 戸ふすまや量産ふすま

上記素材の違いから異なる張り替え方法や注意点について紹介します。

1.本ふすま

本ふすまは、木製の枠に和紙を複数枚重ねて作られたふすまです。枠を外せれば繰り返し張り替えできます。

DIYしたい場合、「のりタイプのふすま紙」を使うのがおすすめで、綺麗な仕上がりが期待できます。まずふすまを張り替える前に、引手や枠を外していきます。ふすま紙を張る際、ふすま本体より1センチほど大きく張るようにしましょう。

本ふすまを張り替える際、前述で紹介した引手の扱いには注意が必要です。接着剤で取り付けられている場合があるので、無理に外さないようにしましょう。

2.戸ふすまや量産ふすま

戸ふすまや量産ふすまの場合、張り替えではなく、重ね張りが適しています。なぜなら、戸ふすまは枠が外せないものが多く、量産ふすまも芯材が弱いからです。

戸ふすまや量産ふすまの場合、素材の関係から重ね張りが適していると把握しておきましょう。重ね張りをする際、「シールタイプのふすま紙」を使用しましょう。

前述した「のりタイプのふすま紙」を使用すると、のりが乾燥したタイミングで、ふすまが反ってしまいます。「シールタイプのふすま紙」であれば、のりが影響せずに仕上がるのでおすすめです。

ふすまの張り替えで用意するもの

DIYでふすまの張り替えをしたい場合、下記の道具が必要になります。

道具名使用用途
カッターナイフふすま紙をカットする際に使用
マスキングテープ外枠保護
バール引手を取り外す際に使用
定規ふすま紙を密着させる際に使用

また、張り替えるふすま紙自体の種類が多く、特徴が異なります。

ふすま紙特徴
和紙ふすま紙機械製造されているものが多く、使用する和紙によって価格帯が異なる
織物ふすま紙職人が手掛けているもので高級感ある素材柄が立体的で和紙よりも丈夫
のりタイプのふすま紙のりが塗られた面を水で濡らして使用するふすま紙水に弱い量産ふすまには不向き
アイロン張りタイプのふすま紙スチームアイロンを使用し張り替えるふすま紙熱に弱い量産ふすまには不向き
シールタイプのふすま紙比較的簡単に張り替え可能

ふすまの張り替えをDIYする際、綺麗に仕上げるにはコツが必要です。価格帯も考慮しておきましょう。

ふすまの張り替えを業者に依頼する場合の相場

ふすまの張り替えを業者に依頼した際の相場は、ふすま紙の種類で異なるものの、一般的には片面3,000円〜5,000円が相場です。相場よりも安い場合、技術面に不安があったりオプション料金が発生したりする恐れがあります。

また、相場よりも高額に請求された場合、見積書に記載された内容の確認や業者からの説明で判断しましょう。情報が不十分であれば、悪徳業者の可能性があります。つまり、ふすまの張り替えは、相場に近い価格帯で提示された業者がおすすめです。

ふすまの張り替えを業者に依頼するメリット

ふすまの張り替えを業者に依頼すると、綺麗な仕上がりが期待できます。そもそも素人がふすまの張り替えをした場合、シワやたるみができてしまう恐れがあります。

とくに高級なふすま紙を使って張り替えたい場合、失敗は避けたいものです。DIYでふすまを張り替えて失敗してしまい、嫌な思いをしたくない方はプロへの依頼を視野に入れておきましょう。

ふすまの張り替えならグリーンホームにご相談を

今回はふすまの張り替えについて、張り替えるのにおすすめのタイミングや押さえておきたいポイントなど紹介しました。

ふすまを張り替える前に、ふすまの種類だけでなく、引手の扱いなど、確認しておく必要があります。何より、ふすまの張り替えは手間がかかる上、失敗したくないものです。綺麗に仕上げて気持ちのいい生活空間にしたい方は、ぜひグリーンホームへご相談ください!

グリーンホームでは、大分県大分市のおウチのお困りごとを解決しています。ご相談は無料ですので、ふすまの張り替えを検討されている方はぜひお気軽にお問い合わせください。

監修者

株式会社グリーンホーム代表/宅地建物取引士
先代から大在地区で不動産を営んで30年以上、大在地区の生活に根差したまちづくりのお手伝いをしてきました。

大分市大在・坂ノ市・鶴崎エリアで、賃貸探しや不動産管理に関してお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

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