雑草対策をするうえで、自分でできる具体的な方法や対策例などが気になります。何より、できる限り失敗を抑えたいものです。
そこで本記事では、雑草対策の具体的な方法や注意点、失敗例などを紹介します。失敗しないおすすめ対策も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
自分でできる雑草対策!オススメ5選
1.しっかり草むしりをして雑草の下処理をする
雑草対策をするうえで、まずはしっかりと草むしりを行い、地面をきれいにする下処理が重要です。草刈りだけだと雑草の株が残ってしまい、放置しておくとまた生えてきます。
そこで、一度草むしりをして「雑草がない状態」を作ると効果的です。たとえば雨上がりのように土が柔らかい状態で根っこから引き抜くと負担が減ります。
また、スコップを使用して雑草が生えている土ごと捨てるのも、後述する除草の効果を高めてくれます。逆に「雑草がない状態」を作らずに除草しても、雑草は生えてくるので非効率です。
念入りな下処理をしたうえで、雑草対策の効果を高めていきましょう。
2.除草剤の散布等、手入れを定期的に行う
しっかりと草むしりをして地面をきれいにしたら、雑草が生えてくる前に除草剤を散布しましょう。
除草剤は、広範囲に散布できるので、長期的にみて労力を軽減できます。
しかし、除草剤は種類や適切な使用方法を理解しておく必要があります。それぞれの違いは、下記の通りです。
種類 | 雑草の状況 | 使用するタイミング | 使用後の効果 |
顆粒 | 生える前か生え始め | 草むしりをして土を綺麗にしてから使用 | 3〜6ヶ月継続 |
液体 | 草むしり前で今生えている | 晴天が続きそうな日 | 約2週間後に枯れる |
注意点として、除草剤を散布してから24時間は、雑草や土を触らないようにしましょう。
3.除草シートの上に砂利やマルチング材を敷く
除草シートの上にマルチング材、砂利を敷いておくと効果的です。なぜなら新しい雑草の生長を抑えられるからです。
特に除草シートは、日光を遮断できるので除草が不十分だった雑草の成長を防げます。また、種が飛んでくるのも防げます。
そして除草シートに被せるような方法で、砂利や瓦チップ、ウッドチップなどのマルチング材を使用すると、より雑草の繁殖を抑えられます。
砂利には防犯になる砂利や、おしゃれな砂利が多く、見た目にもメリットがあります。またしっかりと設置すると、雑草に対して高い効果を発揮してくれます。
4.固まる土を敷く
近年人気が出てきた「固まる土」。ホームセンターでも入手でき、コンクリート等に比べると簡単に施工できるため、DIYを試す方も増えてきました。
コストとしても、コンクリートを敷くよりは安価です。一般的には水をかけて固まらせるだけの施工なので、手軽な雑草対策に思えます。
ただし強度としてはやや弱く、経年劣化で割れやヒビが出てきやすいデメリットがあります。また実際に施工してみるとムラが出てしまうこともあり、素人の方は苦戦することが多いようです。
とは言え雑草対策の効果は非常に高いので、プロに施工を依頼するか、自分で試してみるかをよく検討してからお試しください。
5.人工芝を敷く
人工芝も最近よく見かけるようになってきました。特に最近の人工芝は見栄えがよく、雑草対策としても人気です。市販されている人工芝もあるので、DIYも可能です。
一年中芝の緑を楽しむことができる上に、本物の芝のように水撒きがいらず、メンテナンスが不要なのは大きなメリットです。ただし人工芝のみでは、雑草が下から生えてきます。必ず除草シートと組み合わせてご利用ください。
雑草対策で注意しておきたい点とは
雑草対策をするうえで注意すべき点があります。それはリスクについてです。
- 雑草対策を怠った際のリスク
- 雑草対策をする際のリスク
それぞれのリスクを理解し、雑草対策の目的を明確にしておく必要があります。それでは順番に紹介していきます。
雑草対策を怠った際のリスク
雑草対策の必要性は、庭の景観が悪くなるだけでなく、多くのリスクがあります。たとえば下記のようなリスクが挙げられます。
- 害虫や害獣が住み着く
- 近隣住民からクレームが来る
雑草対策を怠っている期間が長ければ長いほど、雑草の生育範囲は広くなります。生い茂った雑草には蛇を含めた生物の住処になってしまう恐れがあるため注意が必要です。
また、子どもがいる住宅の場合、お庭で安全に遊べる環境を作りづらくなります。雑草によっては棘があるので注意すべきです。
近隣住民とのトラブルを防ぎ、リスクを回避していきましょう。
雑草対策をする際のリスク
雑草対策をする際のリスクは、雑草処理にかかる時間や労力です。たとえば、炎天下に長時間雑草処理をしていると、熱中症や脱水症状などのリスクが挙げられます。
また、花粉症の人からすると春先の作業は、心身ともに疲弊してしまうものです。何より景観の悪さを重視して草刈りを繰り返すと、さらに大きな雑草が生えてくる可能性があります。
時間や労力を抑えるために、前述した方法でしっかりと対処し、雑草が生えにくい環境作りが重要です。
これだけはNG|雑草対策の失敗例3選
ここでは雑草対策で失敗しやすい例を紹介します。今回取り上げるのは下記の3つです。
- 塩による雑草対策
- 熱湯による雑草対策
- 重曹による雑草対策
それぞれ雑草対策に取り入れないほうが良い理由も踏まえ、紹介していきます。
1.塩による雑草対策はNG
塩をまいた雑草対策は、たしかに効果があります。土壌の塩分濃度が上がるので、結果として雑草の生育に必要な水分を奪って枯らしていくのです。しかし、塩を使った雑草対策には下記のようなリスクが挙げられます。
- 土地の価値を下げる
- 建物の価値を下げる
- ほかの植物も育たなくなる
塩は分解されずに残ってしまうため、上記のようなリスクが発生してしまうのです。建物の下に通った配管を酸化させてしまう恐れもあるので、近隣住民にも迷惑をかけてしまいます。
最悪の場合、訴訟問題にまで発展する恐れもあるため、塩を使った雑草対策は控えましょう。
2.熱湯による雑草対策はNG
熱湯による雑草対策は、費用がかからなかったり手軽にできたりするメリットがあります。しかし、下記のようなデメリットもあります。
- 地表に出ている部分しか効果がない
- やけどのリスクがある
- 土壌の微生物がいなくなる
熱湯による雑草対策は、あくまで見えている部分にしか効果がありません。また、広範囲での雑草対策に取り入れたい場合、相当な量の熱湯を用意する必要があります。
たとえ1箇所のみだったとしても、しばらくするとまた雑草が生えてくるので、おすすめできません。
3.重曹による雑草対策はNG
重曹による雑草対策は、安全性が高かったり手軽に入手できたりするのがメリットです。しかし、下処理が必要なため手間になってしまうデメリットが挙げられます。
そもそも重曹の主成分である炭酸水素ナトリウムは、高い殺菌効果があります。また、食品や医薬品などで使われているものなので、安全性が高いのも魅力的です。
一方で重曹による雑草対策は、下処理として雑草を傷つけておかないと、効果を下げてしまいます。傷付いていないと成分が浸透しないだけでなく、根っこまで枯らすのは困難です。
あくまで重曹による対策は、除草対策ではありません。安全性の高さが魅力的ですが、結果的に手間がかかってしまうため、前述した具体的な流れをもとに雑草対策していきましょう。
雑草対策で失敗しない方法とは|おすすめ対策3選
ここからは雑草対策するうえで、失敗を抑える方法を紹介します。今回紹介するおすすめの対策は下記の通りです。
- 雑草対策の目的を明確にする
- 目的別に対策をする
- プロに相談する
順番に紹介していきます。
1.雑草対策の目的を明確にする
雑草対策をするうえで「雑草が一層生えにくい環境」を作り上げる必要があります。また、各家庭によって雑草対策の理由は似ていても、目的は下記のようなものが挙げられます。
- 庭の景観を良くしたい
- なるべく低コストで対策したい
- おしゃれな庭を作り上げたい
上記以外にも多くの目的から、雑草対策を検討しているでしょう。そこで、雑草対策する理由や目的から求める効果を明確にしておくのがおすすめです。
まずは雑草対策で求める効果から、後述する対策選びを検討していきましょう。
2.目的別に対策をする
前述した目的や求める効果が明確になったら、具体的な対策を検討しましょう。たとえば下記のような選択肢が挙げられます。
- 安全性重視:人工芝やグランドカバープランツの使用が効果的
- コスト重視:除草剤の散布が効果的だが、あくまで初期費用の軽減
- 仕上がり重視:コンクリートで埋めて駐車場利用も視野に入れて対策
上記のような目的別の対策が挙げられます。逆に目的別で雑草対策しないと、必要以上の費用がかかったり近隣住民に迷惑がかかったりする恐れがあるので注意が必要です。
3.プロに相談する
ここまで紹介したように、雑草対策には最低限の知識が必要です。知識なしで取り組んでしまうと土地の価値を下げてしまったり近隣住民に迷惑がかかったりします。
失敗しないためにも必要に応じてプロに相談をしましょう。時間や労力を抑えられるだけでなく、効果の高い雑草対策が見込めます。
注目すべき点は、プロとしての実績や口コミです。必要に応じてプロに相談するために、業者選びの判断基準に実績や口コミを調べたうえで業者を選びましょう。
もちろん、グリーンホームでも雑草対策を承っております。お気軽にご相談ください!
雑草対策でお困りならお気軽にグリーンホームへご相談を!
今回、雑草対策するうえでなるべく労力を抑えて、失敗を抑えたい人などに向けて具体的な方法を踏まえて紹介しました。
大分県大分市のグリーンホームでは、大分市にお住まいのお客様のおウチの困りごとを承っています。
もしも雑草対策でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。