トイレの黒ずみができちゃった! どうやって掃除したらいい?
頑固なトイレの黒ずみ汚れをなかなか落とせない!
トイレの黒ずみは掃除してもすぐできてしまうことも多いので、お困りの方は多いでしょう。
トイレの黒ずみは、原因ごとに対処法が異なります。
本記事ではトイレの黒ずみの発生原因と、自分で簡単にできる掃除方法を解説していますので、ぜひご覧ください。
トイレの黒ずみが発生する主な原因は3つ
以下3つの原因によって、トイレの黒ずみは発生します。
黒ずみの原因 | 発生原因 |
カビ | 温度や湿気・汚れによって繁殖 |
尿石 | 尿に含まれるタンパク質やリン酸カルシウム・尿素などが結合したもの |
水垢 | 水に含まれるミネラルやカルシウムなどが乾燥して発生 |
黒ずみの主な原因は、カビです。
カビは15~30度前後の気温と、70%以上の湿度によって繁殖しやすく、周囲に舞っているホコリや細菌などの汚れと合わさると発生します。
またトイレ特有の汚れである尿石や、水に含まれる成分から発生する水垢が黒ずみと合わさると、より落ちにくくなります。
とくに水垢は水道水の鉄分が酸化すると、便器へこびりついてなかなか落ちません。
黒ずみを放置する期間が長いほど落とすのが困難になるので、発生したら早めに落としましょう。
トイレの黒ずみ掃除は使う洗剤の種類を原因別に分ける
黒ずみを掃除するときのポイントとして、原因となる汚れの性質によって使用する洗剤を分けてください。
黒ずみの原因であるカビや尿石・水垢は、酸性とアルカリ性に分けられるので、逆の性質をもつ洗剤を使用して掃除すると中和して落とせます。
掃除方法は原因によって2つに分けられ、黒ずみを「溶かす」もしくは「そぎ落とす」のいずれかです。
カビや尿石は溶かしますが、尿石はそぎ落とします。
またなかなか落ちない頑固な黒ずみも溶かせなければ、そぎ落とす必要があります。
汚れに適した洗剤を用いながら、適切な方法で掃除しましょう。
【原因別】トイレの黒ずみを簡単に落とす4つの掃除方法
ここからは、トイレの黒ずみを簡単かつ効率的に掃除する方法を解説します。
以下の表に、原因別に掃除に適した洗剤の種類をまとめました。
黒ずみの原因 | 性質 | 使用に適した洗剤 |
カビ | 酸性 | 塩素系漂白剤 アルカリ性洗剤 セスキ炭酸ソーダ 重曹 |
尿石・水垢 | アルカリ性 | 酸性洗剤 クエン酸 クレンザー |
複合汚れ | 酸性・アルカリ性 | 重曹 クエン酸 |
ただしトイレの黒ずみを見ただけでは、4つのうち何が原因なのか判断は難しいでしょう。
順番に洗剤を使用して、黒ずみをキレイにしていきます。
事前に便器内の水位を下げ、洗剤を効率的に黒ずみへ密着させられるようにしましょう。
ラバーカップを使って排水口へ押し込むか、バケツで水を流し込むと水位を下げられます。
では、掃除方法を確認していきましょう。
【カビ】塩素系漂白剤を使ったトイレの黒ずみの掃除方法
カビは酸性の汚れなので、アルカリ性の塩素系漂白剤を使用して、以下の方法で汚れを中和しましょう。
掃除手順
つけ置き時間は3~5分が目安ですが、商品に記載されているとおりに放置してください。
塩素系漂白剤がなければ、キッチンハイターやカビキラーでも同様の効果を期待できます。
注意点として、酸素系漂白剤と同時に使用すると有毒なガスが発生するので、必ず洗剤のラベルで性質を確認して混ぜずに使用しましょう。
【尿石】酸性洗剤を使ったトイレの黒ずみの掃除方法
塩素系漂白剤で落ちないとき、黒ずみの原因はカビ以外であると考えられます。
続いて酸性洗剤を使った尿石が原因の場合の掃除方法を見ていきましょう。
ただし塩素系漂白剤の使用直後は酸性洗剤を使えないため、次の日に掃除するようにしてください。
尿石による黒ずみの掃除は酸性洗剤とトイレブラシを用意して、以下の手順で掃除しましょう。
掃除手順
尿石が原因の黒ずみは、カビよりも頑固でなかなか落ちません。
規定時間放置したらこすって落としましょう。
【水垢】クレンザーを使ったトイレの黒ずみの掃除方法
塩素系漂白剤や酸性洗剤を使用してもキレイにならなければ、クレンザーで水垢による黒ずみを落としましょう。
トイレブラシを用意して、以下の手順で黒ずみを掃除します。
掃除手順
注意点として、お使いの便器によっては研磨剤の入ったクレンザーは使用できません。
蓄積した水垢に効果的である一方、便器を傷つけてしまう可能性があるため取扱説明書を確認のうえ、掃除しましょう。
【複合汚れ】重曹とクエン酸を使ったトイレの黒ずみの掃除方法
ここまで黒ずみを落とす3つの方法を紹介しました。
しかしカビ・水垢・尿石がすべて混ざり合っている複合汚れには、どの方法を使用しても落ちない可能性があります。
複合汚れに起因する黒ずみは重曹とクエン酸を使い、落としていきましょう。
準備するアイテム
掃除手順
重曹やクエン酸は価格が安く、スーパーやホームセンターなどさまざまな場所で手に入ります。
多めの重曹を使用すると発砲しやすく高い効果を得られますが、どうしても黒ずみが落ちなければ、プロへの依頼がおすすめです。
長年蓄積した頑固な汚れは素人に落とせなくても、プロならキレイにしてくれるでしょう。
トイレの黒ずみの発生を未然に防ぐ! おすすめの予防方法3選
せっかくトイレの黒ずみをキレイにしたら、再発生は防ぎたいですよね。
トイレの黒ずみを防ぐ方法を、以下3つ紹介します。
- 定期的なトイレ掃除
- トイレタンクに重曹を投入して洗浄
- トイレ洗浄剤の活用
順番に見ていきましょう。
定期的なトイレ掃除
定期的なトイレ掃除は、黒ずみ予防に効果的です。
大がかりな掃除を毎日する必要はなく、トイレブラシで軽くこするだけでも十分効果があります。
毎日トイレ掃除ができると理想的ですが、忙しくてできなければ2日に1度でもかまいません。
掃除する習慣を付けられると、汚れの蓄積を防げるので黒ずみが発生しにくくなります。
誰でも簡単に短時間でできる方法を解説していますので、ぜひご覧ください。
トイレタンクに重曹を投入して洗浄
消臭効果や洗浄効果のある重曹をトイレタンクに入れておくと、黒ずみの予防効果を期待できます。
トイレタンク内部でカビが発生している場合、流れ出る水によって便器に黒ずみができやすくなります。
たとえ毎日トイレの便器を掃除していてもタンク内部にカビが発生していると、黒ずみができてしまう可能性が高まるでしょう。
1カップ程度の重曹をトイレタンクへ入れて、6時間程度つけ置くだけでできる黒ずみの予防法なので、ぜひ実践してみてください。
また、トイレタンクのカビがひどい場合は、重曹によるつけ置きだけではキレイになりません。
以下の記事では、より綿密にトイレタンクを掃除する方法について紹介していますので、参考にしてください。
トイレ洗浄剤の活用
市販のトイレ洗浄剤の活用は、手間や時間を取らずにできます。
トイレタンクの手洗い管の下においたり、便器にスタンプしたり、トイレ洗浄剤の使用方法は商品によってタイプが異なります。
毎日大がかりな掃除をしなくても、トイレ洗浄剤の界面活性剤や漂白成分などによって黒ずみを予防してくれるので、忙しい方や簡単な予防方法をお探しの方におすすめです。
スーパーやホームセンターなど身近な場所で売っているので、活用してみましょう。
トイレの黒ずみはグリーンホームへお任せ
本記事では、トイレの黒ずみが発生する原因と掃除方法をお伝えしました。
カビが主な原因であるトイレの黒ずみは、尿石や水垢と合わさると頑固になって落としにくくなるので、早めの掃除が大切です。
塩素系漂白剤や酸性洗剤などを使用して、本記事で紹介した方法で掃除してもトイレの黒ずみがキレイにならない場合は、プロへの依頼を検討しましょう。
グリーンホームは大分県大分市にお住まいの方へ、おウチのお困りごとサポートを実施しています。
大分県大分市にお住まいでトイレの黒ずみにお困りの方は、ぜひグリーンホームへご相談ください。