いつも通り使用しているのに、洗濯機から急に水が出なくなった!
洗濯機から水が出なくなった原因は何?自分で直せる?
洗濯機から水が出ないとき、何が原因なのか見当がつかず、困ってしまう方は多いでしょう。
本記事では、洗濯機から水が出ないときの原因と対処法についてお伝えしますので、ぜひご覧ください。
洗濯機から水が出ないとき最初に確認してほしいこと
洗濯機から水が出ないとき、不具合を疑う前に、以下3つを確認してみましょう。
- 給水栓や元栓は開いているか
- 洗濯機の蓋はしっかり閉じているか
- 断水が発生していないか
順番に解説します。
給水栓や元栓は開いているか
給水栓や元栓が閉じている場合、開けると洗濯機の水が出ない症状は改善するでしょう。
家族が洗濯機を使用したあとに給水栓を閉じたり、水栓トラブルによって工事中のため元栓を閉じたりしているかもしれません。
給水栓や元栓を開けなければ洗濯機は給水できないので、確認してみましょう。
洗濯機の蓋はしっかり閉じているか
洗濯機の蓋が開いたままでは水が出ないので、閉じているか確認してください。
忙しく家事をこなしていると、つい洗濯機の蓋を閉め忘れることもあるでしょう。
洗濯機の蓋を閉めるとロックがかかり、給水が始まります。
断水が発生していないか
洗濯機の給水栓だけでなく、元栓も開いているけれど水が出ない場合に考えられる原因です。
近隣で断水が発生している場合は水が出ないので、通知が来ていないか確認してみましょう。
断水が原因の場合は、解消するまでは水が出ないので待ちましょう。
洗濯機から水が出ないときに考えられる4つの原因と対処法
トラブルによって洗濯機から水が出ないときに考えられる、以下4つの原因とそれぞれの対処法について解説します。
- 水道管や給水ホースが寒さで凍結している
- 緊急止水弁にトラブルが発生している
- 蛇口のコマパッキンが固着している
- 給水フィルターにゴミが溜まっている
順番に見ていきましょう。
【原因1】水道管や給水ホースが寒さで凍結している
洗濯機から水が出ないとき、冬期であれば水道管や給水ホースの凍結が考えられます。
外に洗濯機を置いている場合、外気温が-4℃を下回ると凍結する可能性が高まり、とくに夜間や早朝などは気温が低く注意が必要です。
また室内であっても玄関のように、気温の低い場所へ洗濯機を設置している場合、凍結リスクは高まります。
凍結して水が出ない場合は溶けるまで待つ方法も選択肢の1つですが、洗濯機を早めに使いたい場合は次の対処法を実践してみてください。
【対処法】蒸しタオルを用意して凍結部分を溶かす
水道管が凍っている場合は残念ながら溶けるまで待つしかありませんが、給水ホースの場合は温めると水が出ない症状を解消できます。
【凍結解消に必要なもの】
- 蒸しタオル
- 40~50℃のお湯
【手順】
- 給水栓を閉め、水道と給水ホースのつなぎ目を蒸しタオルで温める。
- 続いて給水ホースを取り外したのち、用意したお湯につける。
- 洗濯槽に5Lほどお湯を入れ、10分ほど放置する。
作業するときに熱湯を使用すると変形の原因になるので、高温にならないよう注意してください。
給水ホース内の氷が溶け、破損がないことを確認したら再度取り付けて、水が出るかチェックしてみましょう。
【原因2】緊急止水弁にトラブルが発生している
「緊急止水弁」とは、給水ホースが外れたときにストッパーによって水が出ないようにして、周囲が水浸しにならないようにする役割があります。
蛇口からプラスチックのような突起が出ていれば、緊急止水弁が作動している状態です。
給水ホースが給水栓へしっかり取り付けられていない場合に、発生しやすいトラブルといえるでしょう。
【対処法】緊急止水弁を戻して給水ホースを適切にはめる
緊急止水弁が作動して水が出ないときは、指で押し込むと解消できますが、水圧がかかり難しい場合は以下の手順で戻します。
- 水道の元栓を閉める
- 給水栓の蛇口を少し開けて水圧を弱める
- 緊急止水弁を蛇口の中へ戻せそうか押して確認する
- 蛇口を閉めて緊急止水弁が見えなくなるまで指で押し込む
- 給水ホースを取り付ける
給水ホースが適切に取り付けられていても水が出ないようであれば、緊急止水弁に不具合が生じているかもしれません。
対処しても洗濯機から水が出ないときは無理してせず、業者へ依頼しましょう。
【原因3】蛇口のコマパッキンが固着している
長期的に洗濯機を使用しなければ、給水栓のコマパッキンが固く定着してしまい、水が出ない可能性があります。
コマパッキンはケレップとも呼ばれる給水栓の開閉・水量調節に関わる部品であり、使用しない期間が長ければくっついてしまいます。
旅行や出張などで長期的に自宅を開けたり、入居者がいない期間が長かった賃貸へ引っ越したりしているようなら、コマパッキンが原因で洗濯機から水が出ない可能性が考えられるでしょう。
【対処法】コマパッキンを交換する
蛇口のコマパッキンが固着して水が出ないときは、以下の手順で交換しましょう。
- 元栓を閉める
- 蛇口のハンドルを外す
- ナットを外す
- コマパッキンを取り除く
- 新しいコマパッキンに交換する
- 部品を取り付ける
新しいコマパッキンは、事前にホームセンターで購入しておきます。
古いコマパッキンの劣化が激しい場合、交換の際に蛇口の内部にゴミが残らないよう注意して作業しましょう。
【原因4】給水フィルターにゴミが溜まっている
給水部に問題はないけれど水が出ない場合は、緊急止水弁とは逆側の給水ホースに付いている給水フィルターを確認してみましょう。
給水ホースを通るゴミや、サビ・水道水の不純物などを受け止める役割が給水フィルターにはあります。
目詰まりが給水フィルターに発生すると洗濯機から水が出ない原因になるので、汚れをチェックしてみましょう。
【対処法】給水フィルターのゴミを取り除いてきれいにする
給水フィルターを掃除するときは周囲が水浸しにならないよう、給水ホースの水抜きをしたうえで作業しなければなりません。
給水ホース内の水抜きは、以下3つの手順でおこないます。
- 給水栓・洗濯機の蓋を閉める
- 電源を入れて運転させ1~2分待つ
- 洗濯機の電源を切る
給水ホースを外すときは水が溢れる場合があるので、タオルがあると安心です。
水抜きを終えたら、給水フィルターの掃除をおこないます。
【給水フィルター掃除に必要なもの】
- タオル
- 歯ブラシ
【手順】
- ナットを緩めて洗濯機本体側の給水ホースを外す。
- 給水フィルターを歯ブラシで掃除する。
- 給水ホースを元通りに取り付ける
- 試運転をして水が出ない症状が改善されたか確認する
参考:Panasonic「【洗濯機全般】給水フィルターのお手入れ」
注意点として、給水フィルターを掃除するときは、メーカーによって取り外してはいけないケースがあるので、あらかじめ取扱説明書を確認して実施しましょう。
洗濯機から水が出ない! 思わぬトラブル防止には正しい使い方が大切
「洗濯機から水が出ない!」というトラブルは、誰もが経験したくないはず。
洗濯機のトラブルを防ぎ、長く使用するには、以下の2つに注意する必要があります。
- 洗剤や洗濯物は規定量を守る
- 定期メンテナンスを実施する
順番に見ていきましょう
洗剤や洗濯物は規定量を守る
水量に対して洗剤が過量であったり洗濯物を詰め込みすぎたりすると、洗濯機に不具合が生じて、水が出ないトラブルに発展する可能性が高まるでしょう。
洗剤の量が多ければ溶け残りができて排水箇所が汚れる原因となり、洗濯物を詰め込みすぎると洗濯槽や洗濯時に水流を作るパルセーターへ大きな負担がかかります。
洗濯機を長持ちさせるためにも、洗剤や洗濯物は必要以上に入れず規定量を守りましょう。
定期メンテナンスを実施する
定期メンテナンスは衛生面の維持だけでなく、洗濯機を長く使うために大切です。
洗濯機の見えない部分へ汚れが溜まっていることはよくあり、放置すると故障の原因になります。
糸くずフィルターは洗濯のたびに捨てるよう意識して、洗濯槽は月1回槽洗浄しましょう。
定期メンテナンスをおこなうことで洗濯機を清潔に保ち、水が出ない症状だけでなく排水できなかったり悪臭がしたりするなど、あらゆるトラブルを防ぎましょう。
洗濯機から水が出ない症状が続くなら業者への依頼が最善
水が出ないとき、対処法を試したけれど解消しない場合は、洗濯機もしくは水道が壊れている可能性があるので業者へ依頼しましょう。
まずは以下の手順で給水ホース内の水抜きをおこない、蛇口から水が出るか確認します。
- 給水栓・洗濯機の蓋を閉める
- 電源を入れて運転させ1~2分待つ
- 洗濯機の電源を切ってホースを外す
- 蛇口をひねり水が出るか確認する
水が出る場合は洗濯機本体が故障している可能性が高く、メーカーや修理事業者への依頼がおすすめです。
もし水が出なければ水道が原因と考えられるので、水道業者へ依頼してみましょう。
原因がどちらであっても、自分で修理するには専門的な作業が多いので、プロへの依頼が最適です。
洗濯機から水が出ないときはグリーンホームへのご相談で解決
本記事では、洗濯機から水が出ないトラブルが発生したときに考えられる原因と、対処法についてお伝えしました。
洗濯機から水が出ないときは、ぜひ本記事でお伝えした自分でできる対処法を試してみてください。
もし水が出ない状態が続き解決が難しい場合は、プロの力を借りる方法もあります。
大分県大分市のグリーンホームは、洗濯機から水が出ない場合の原因をスピーディーに突き止めて、お困りごとを解決いたします。
ご相談は無料で承っておりますので、お困りの際はいつでもお気軽にお問い合わせください。